「第四回定時社員総会」会長挨拶

 東技連会員の皆様、ご多忙の中、足下の悪い中、ご苦労様です。 今年もこうして元気に総会が開催されましたこと、心から喜びたいと思います。

 昨日、今日と明日シンガポールで開催される「米朝会談」のニュースで賑わっています。これまで世界中を混乱させてきた 暴れん坊? の二人が仲良く話し合いたいという。どういう結果になるか見物です。
 私個人の見解ですが、意外と二人は性格が似ていて気が合うのではないか? 暴れん坊のガキ大将のようなところがありそうですし、二人とも「会議は成功だった」と主張すると思います。
 ただ世界からみて良い結果になるかは別です。北朝鮮にとって最も欲しいのは経済支援ですが米国は経済支援は北朝鮮から近い国の韓国、日本、中国がやれば良いと思っているかもしれません。北朝鮮がこれから必要なのはものづくりです。
 今後、日本の役割もこうした分野、ものづくりの支援がでてくるはずです。

 私はこの二人をみていてリーダーとはどうあるべきか、ということを考えます。

  1.  組織にとって無くてはならないリーダーであるならとどまるべき
  2.  居ることが毒にも薬にもならいリーダーは流れに任せれば良い
  3.  居ることが害になるようになったら速やかにリーダーを辞めるべき
 だと思っています。

そしてリーダーの資質として、「優しき者 後を継ぐべし」と聖書にあるように、優しいことが条件です。鳥や動物の世界でもワシや鷹、ライオンや虎など強い動物は絶滅の危機にあります。人間も同様、こうした視点からチェックをいれていく必要があります。

 今日はそうした先行き不明な話題よりも、私たち技能士にとって、もっと大事な東技連総会です。法人化して4年目を迎えた東技連。
 事業、予算、役員人事と重要な案件を審議する総会です。
 私も会長になって8年目となります。就任当時、「私は短距離ランナーなのでショートリリーフでしかない」と申し上げました。気がつけば私も皆様に迷惑をかけ会長にとどまることが害になっているのではないかとチェックをいれるこの頃です。

 これからの2年間は東京五輪を控え、技能士会にとっても大変重要な年になります。 改めてその責任を痛感します。
本日は夕方まで盛りだくさんのスケジュールが続きます。どうぞよろしくお願いします。
これで通常総会の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。